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2020年6月

ナイフカットでウロコ模様を作る

トップビルダーさん達がナイフでの刻みやカットは、
 その輝き方の綺麗さなどの理由から多くが取り入れられているやり方です。
この作業ができるとご自身のキズが着いたルアーをリペアできますし、また 少しハンドメイドルアーの勉強にもなると思います。
使い捨てでは勿体ないです。
なるべくカンタンに書きました。 
 
 
 ナイフによるルアーのウロコ『菱形』を制作しております。
使う物は、アルミテープタイプで、これは作業が非常に早く、また何方でも簡単に!少し練習すれば必ず上手く出来ます。
幾つかのコツを教えます。
 
  1.   アルミテープがズレてしまうこと。
  2.  ナイフでの刻みのバランスがズレてしまう。《幅など》
  3.  線と線の感覚が、均等に弾けない 。  などが大きな原因だと思います。
まぁ もちろん コレは、練習あるのみなのですが、その練習のやり方に付いて少しだけアドバイスを致します。
 
 
 

ルアーがずれる

 
 
 ルアーの固定台を作ります。
《100キンのコルクボードとクキやじゅうたん鋲などで抑える》
セーム革やタオルなどを下にその上にルアーを固定します。
 
もう一つが、手でシッカリと押さえてるやり方ですが、 慣れるまでや怪我の恐れがあるためあまりお勧めはしない。
 
 
 

ナイフでカット

 
 
ナイフは身近な物で対応策致します。
 
切り出しナイフ
カッターナイフ
フィッシングナイフ
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 ナイフでカットして行くのですが、《模様の線を引く》と言うような感じです。
この時、《力を入れ過ぎない》事が大切です。
 
  例えば、《トラウト用》などの小さなルアーは、カッターナイフなどを使い、《オフショア用》などは、専用の切り出しナイフを使い、いちばん使用頻度の多い《バス、シーバスなど》には、黒刄のカッターナイフを使用します。
それぞれ刄の厚みや長さがことなり使い勝手が良い物を選んでおります。
 
 
 

線と線の感覚

 
 
《裁縫道具のルレット》
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 ルレットで点を付けた跡に従って線をひく様にする事です。
そのほうが、ある程度上手く、綺麗にできます。
もちろんカットされますが。
 
 

私の場合 

 
 
 皆さんからのお話で、《規則正しい線も良いけれど、何となく、人の手の温もりが無くなってしまうなぁ》 
ほんの少し!《不規則な方が、ザ ハンドメイドと言う事で良いです。
などの声をお聴きますし  このお話はとても参考になり、また逢えて参考にしております。
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確かにハンドメイドは、綺麗な方が良いかも知れませんが、ほんの少しだけ、不細工《ぶさいく》な物の方が、良いのかもですね。
 
 
 トップビルダーさん達が、ナイフでの刻みやカットは、輝き方の綺麗さなどの理由からです。
コレは熟練の経験から成り立っており、ナイフの扱いが上手い使い方をするからで、最初から上手な人はいないのです。 
数えきれない程の多くの時間をかけて習得した【技】です。
   
 お持ちのルアーに、ひとつだけ心を入れてあげてください。
そのルアーは、きっと良い仕事をしてくれます。
是非 挑戦してみて下さい。
 
 
 
 

アルミテープでウロコ模様を作るには、

 この作業ができると 、キズが着いたルアーをリペアできますし、また 少しルアーの勉強にもなります。
ただ単に使い捨てでは勿体ないです、是非 貴方も挑戦してみて下さい。
なるべくカンタンに書きましたので。
 
先ずは、
  1.  アルミテープがズレてしまうこと。
  2.  ケガキ棒と定規のバランスでズレてしまう。《幅など》
  3.  線と線の感覚が、均等に弾けない 。  などが大きな原因だと思います。
 
 まぁ もちろん コレは、練習あるのみなのですが、その練習のやり方に付いて少しだけアドバイスを致します。
 
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 テープがずれる

 
 下敷き用とし《紙やすり2000番ー6000番》を使います。
この時硬い物を下にしてその上に紙やすりを載せるやり方です。
これでアルミテープのズレが無くなります。   

 

 

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ケガキ棒

 
 《千枚どうしでも良い》模様の線を引く時に、定規などを用意すると思いますが、《定規のみような物》で、代用した方が良いです。   
  例えば、金物屋屋さんにある、ステンレス製の《ステイ》何かを固定する物だと思いますが、これが 厚みや長さが有り良いです。
 

 

 

 

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線と線の感覚

 
 ハッキリ言ってしまうと  練習あるのみなのですが …これも感覚を付けるまでは、ある程度大きくカットしたアルミに《裁縫道具のルレット》が1番良いと思います。  
ルレットで点を付けた跡に従って線をひくやり方です。
 
これはあくまでも練習用となりますが、この練習は、私自身も毎回、始める前には必ずやっております。
まぁ  コレから始めるぞ!  と言うルーティン見たな感じです。

 

 

 このケガキ棒に挑戦してある程度出来る様になりましたら多くのトップビルダーさん達がやっている、 《ナイフでの刻みやカットに》 挑戦しても遅くは無いと思います。
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もちろんここに上げたやり方が全てでは有りませんので、皆さんの個々のやり方や作り方を挑戦してみて下さい。  
 
 

ハンドメイドルアーのデッピング

 比較的に硬めハードバルサ材を使っていても下地作りには、慎重に作業を行い、しっかりと作る必要があり、これにはとても多くの時間が取られますが、ゆっくりと作業時間を掛けております。
下地作りには、セルロースセメントを使います。
さらに 付けくわえると『小型のトラウトミノー』などは、最初から最後のトップコートまで使います。
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使い方

 
 ラッカー系は一度で、多くの厚塗りができないため、厚くコーティングするには何度も塗り重ねなければなりません。
これは結構面倒で、かなりの経験が必要となりますし、下のラッカーを溶かしてしまうため刷毛塗りが困難です。
 
TADは【ドブ付け用】と言う溶剤の入った容器に『ルアー全体』を浸けるという方法を行います。
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 この時、下のセルロースの表面を少し溶かすと言う感覚で付けて行きます。 
溶かしながらでの一体化した【塗膜】を作っていくやり方です。
 またこの時にラッカー系同士の塗り重ねについては問題はありませんし、色付け用も同じラッカー系を使っている塗料との相性は抜群に良く色のりもとても良く、細かな着色も可能になります。
ですが! なかには相性が合わないモノもありますので確認は必ず必要です。
また色やメーカーなどの組み合わせは『個々の塗料の相性について』はご自身でお調べください。
 
 

ニトロセルロースラッカー

 
 硝化綿(ニトロセルロース)、樹脂、可塑剤、溶剤などから構成された塗料です。
ニトロセルロースとは、植物の細胞から作られる繊維、ワタのようなもので、これが溶剤の中に「溶けている」とイメージすると分りやすいと思います。
 
 一度のコーティング、デッピングでは非常に薄いマクになります。
そのため、デッピング、乾燥を複数回おこない、より硬度の高い膜を作ります。
 ルアーが乾燥し一度固まった部分でも、次のコーティングは溶け、徐々に厚い膜になります。
 一層一層を時間をかけて作っていくので最終的には厚い一層になるのが特徴で、仕上がりの美しさやヒビ割れが起きにくい点なども優れております。
TADがセルロースセメントを使う理由として、基本の下地『ベース』作り用として使用しております。
 
 
 

長所

 
 強度が高く比較的薄いマクになるが、それでいて十分な強度が確保できる。
また硬化が早いため連続しての作業がしやすい。
取り扱いがらくで、濃度調整などは溶剤でできる。
開封し余ったモノも密閉しておけば硬化が遅いため保管に気をつければ良い。
他のモノより経済的で有る。
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短所 

 
 一度に分厚いコーティングが出来ない。
ルアーの種類にもよるが、最低でも20~30回程度はディッピング『ドブ漬け』を行なう必要がある。 
TADでは、40回~60回程行ないます。
いったんコーティング作業を始めると、連続して作業しないとヒビなどが入ってしまう事がある。
トップコーティング作業終了まで最低でも、一日に1回程度のディッピングが必要となる。
また湿度が高いと、白化(かぶり)を起こす。 
梅雨時や夏場には、ルアーが真っ白になってしまう。 
溶剤の匂いなどがある。
 
 
 
 
 いろいろとありますが、やはり下地作りには、セルロースセメントに勝るモノが無いと思います。
いろいろな材料や塗料を使って、自分なりの方法で試してみてください。
そして自分なりの方法を見つけることがハンドメイドルアーの楽しみでもあります。
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貴方も是非  挑戦してみて下さい。
 また わからない事やご質問などが御座いましたら、御気軽にお声がけください。
良いフィッシングライフ、ルアー作りを!
 
私自身、独自のやり方やなどは、べつ時に説明、解説したいと思います。
 
 
 
 

アルミテープにウロコ模様を描く

アルミ箔へのウロコ模様の転写の基本は

 金属製の片目ヤスリを使った転写するやり方と いわばスタンプする事による転写式がある。
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 このやり方では、強く押さえると転写した模様が【浮き上がらず】迫力が…と言う点は、少し弱く見えてしまう傾向がある。
もう一つは、アルミ箔に金属製のニードルを使い1本1本の線を引っ掻いて【スジを掘る】と言うやり方とが有る。
スジを掘られたアルミ箔は布等で強くこすっても「程度はあるが」パターンが消えづらくボディの貼り付けも比較的強く圧迫でき、密着度が上がり比較的に失敗も無く成功率を上げることができる。
 
 
 
 
 
 

ハンドメイドの基本

 
 しかし『定規』と『ニードル』では、明らかに線や堀など模様の細かさに限界がある。
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 また平ヤスリからの鱗パターンの転写は【ミノーや小型ルアー】には適用できるのだが、体高のある【クランクやバイブ系】にはあまり一般的ではない。
当然ビッグベイト系になれば ある程度の対応ができますが、これも細かく仕上げるとなると問題が出てきます。
 
 
 
 
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 模様の深さは

 網目状の凸型で幅が広く、繰り返し使えるものである必要がある。
形や転写を工夫すればいろいろなパターンを作る事ができる事は、分かっているが現実的に使える型が少ない。
なにか良いものはないかと探し求めているが、なかなか上手く使える物が無いのが現状である。   
  一度や二度の使いなら耐えられるかもしれないが、私のように何度も使うとなると、耐久性が無いのが現状である。
なにか良い形、型がないか普段から探し求めておりますが、【これは、どうかなぁ】と…耐久性や価格的な問題も有ります。
 
 
 
 
 
   202061184628.JPG202061184848.JPG
 
  ☆皆さんのお近くで!!何か良いアイデアやアイテム等がありましたら!是非 ご連絡いただきたく思います。
 
 
 
 

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